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川のある風景 (多摩川)

Wpa290024東京を流れる代表的な川は3本ある。
隅田川、荒川、そして多摩川。
太古の昔から水辺で人は暮らし、そして川を中心にして文明が発達してきた。 
人とは切っても切れない場所だ。

多摩川は東京と神奈川県を隔てる境でもある。

セイタカアワダチ草の黄色がひときわ目立つ秋の多摩川を久しぶりに訪ね、河原に降りてみた。 二子玉川側から下りる遊歩道の入り口付近には、若山牧水の歌碑がひっそりと立っていた。  

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山田太一の昭和の名作TV番組、『岸辺のアルバム』で増水した川の水に家が押し流されていくシーンはこの多摩川べりでの出来事だ。
数年前に突然あざらしが現れて人気者になったのもこの川だ。 ゆえにそのあざらしはタマちゃんと命名されたのは記憶に新しい。
 
Wpa0_0043 私の郷里にも、なんとか恋歌で有名になった川が流れているが、その郷里から来て多摩川を見た人達は皆一様に驚く。 
都会に隣接しているわりに自然環境が残されているからだ。
逆に自然が多いと思われている郷里の川岸は荒れ放題らしい。
人口が多い地域にある多摩川はよく整備され、遊歩道や公園もある。 理由は簡単、手入れをしなければ共生できないからだ。

Wpa290020思わずバーベキューなどしたくなるが、東京側でそれは禁止となっている。 対岸の川崎側ではバーベキューが可能。
駐車場が岸に乗り入れている立地もあって、快晴のこの日の河原はすごい混雑だ。 しかも何故か高架線の下が人気スポット。 写真には撮り損ねたが、ゴミ捨て場が隣接しているようだった。
そのゴミの山と人の賑わいを見て、東京側ではこの行為が禁止されているのがわかるような気がした。 スピーカーで大きな音をガンガン流しているグループもいて、それが風に乗って騒音となり流れてくる。
対岸に静けさを求めにやってきた若者のグループが弁当を食べながら「うるさいぞぉ~」と届かない抗議を反対側に向かってまったりと投げていたりもして、なかなかに牧歌的な空気も流れていたりもするのだ。 
公園の中の池では釣りをする少年のもとに人が立ち寄り、魚篭の魚を見ながら立ち話をしては去っていく。 魚に詳しい通りすがりのおじさんが少年に魚の種類をさりげなく教えたりして、他人に異様な注意を払わなくてはならない人間関係の現代社会が嘘のような懐かしい風景が残っていた(もちろん少年の側には保護者付)。

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河原に響く野球少年たちの歓声、犬を連れて散歩の人、自転車に乗る人、デートをしているカップル、ウォーキングのおばさん...生活の一端がここにもある。 
ここはなくてはならない場所のひとつ。
河口は東京湾、上流は奥多摩へと続く多摩川。
再生も進んで季節には鮎も見られる。

【写真】新二子橋と兵庫島/兵庫島公園に降りる遊歩道/牧水碑:「多摩川の 砂にたんぽぽ 咲くころは われにもおもふ 人のあれかし」/遊歩道付近の植物/二子橋を望む(三枚とも)

川のある風景

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