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大山 (2):見晴台~山頂~下社

059oyama05_1見晴台から先に続く山頂までの登山道...
緑にひっぱられて山頂を目指すことに。

実はここを訪れる前に相方さんには内緒で山歩きのガイドブックを密かに予習しておいた。 
ただし、読むのと歩くのでは差がある。
ランクとしては「初級」。
3時間~4時間程度の行程となる。

山頂までの道は雷ノ峰尾根と呼ばれるだらりと長い登り。
岩がコロコロある坂を上り始めてからは見晴台までの道とは異なり、急に登山の様相になってくる。 坂が終わるとゆるい階段がどこまでも伸びている。 こうした階段が整備されているのはどうやら登山者の多い山の保護も兼ねているらしい。
とにかく観光客、登山客が多すぎて山は荒れる一方だという。

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この階段もかなりな長さでダラダラと1時間ほど続くのだが、景観がほとんどないので疲れと共に飽きてくる ^^; 
すれ違いに山頂から降りてくる人達も皆さん楽々という雰囲気ではなく、そこそこ息をきらしている。 元気なのは子供たちの集団だけで、親を後においてどんどん下ってくる。  

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時折休息がてら写真を撮る。 撮る度に立ち止まるので相方さんは時間がかかるのが不満のようだが、それくらいののんびりペースが丁度よいノンアスリートの私の体。
このイガイガがついた個性的な赤い実はギボウシ。
時には途中で木に話しかけたり(もちろん互いに無言だが)、サポートをお願いして歩き続ける。 相方さん、なんと木の枝に頭をぶつけて、怒り心頭。幹を蹴っ飛ばすという暴挙も(-_-メ)  代わりに私が木にあやまっておいた。
なんだかんだ人に言いながら彼もお疲れが出てきたのだろう。

そうこうして登り続けているうちに相変わらずの珍道中の私たちも、ようやく山頂に到着。
山頂裏側から入るともうそこは人人人で、グループ登山のおじ様が沢山。

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(写真:山頂裏側から相模平野を望む)

人の入らない写真を撮るのが困難なくらいである。
山頂がすがすがしいか、というと、こうした首都圏からアクセスのよい低山の山頂にそれを望むのが無理というもの。

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山頂にある阿夫利神社。 (写真左:奥宮/右:山頂上社入り口)
周囲の人達はここが神域という意識もなくお弁当と宴会で忙しいのだ。

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こちらは相模原を望む大山本社。 
左が有名な「雨降木(あめふりのき)」と呼ばれる神木のブナの大木。 さすがにこのブナの木は堂々とした趣があった。
この*阿夫利神社は水の神であり、山は雨降山とも呼ばれている。 (* 祭神:大山祇神、大雷神、高オカミノ神。)
山頂には売店もあるのだが、なんとも無愛想な店で気持ちがあまりよくない。それほど落ち着く場所でもないので早々に下山。
さて、”私には”ここからが大変だった。
正式な参道となる山道の階段は古い石が崩れ、山頂付近は特に段差が大きい足場の悪い道だった。 
途中後方から飛ぶような急いで降りてきた男性がひとり、石にすべってドスッと尻餅をついた。痛そう~(・・;) 打ち所が悪かったら非常に危険だ。その人は幸いすぐに立ち上がってまた走るように降りていったが...   
私は、というと、どうも半身変な風にひねりながら歩いてしまう癖があって、段差が大きい下りでそれがすでに膝に出てしまった。

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(写真:20丁目付近)
この道は下社から1丁目、2丁目と道標がつく。
山頂は28丁目だ。 
20丁目付近には富士山が良く見えるという「富士見台」があるがこの日は薄雲の向こうで見ることができなかった。

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ケーブルカーの運行時間は4時台まで。 
早く下山したいと先を歩く相方さんの姿はどんどん遠くなり、よれよれと痛い膝で下る私の前には永遠とも思えるような石段が続く(;o;) 修行のような行程。 T字ステッキをつく姿もさまにならない私はまるで腰の立たない婆さんのようであった(恥)。

059oyama01下社がようやく眼下に見えてきた。
そしてトドメはこの急な石段。
ただし歩幅が小さくてすみ、手すりもあるので足には楽チン。
普通下社からはこの口から登るらしく、お祓い用の御幣がおいてあった。
拝殿前に並ぶ茶屋の呼び込みはすごい。

登山好きの人達が普段利用するのはこの下社からのルートではなく、途中28丁目で合流するヤビツ峠から登る道のようだ。 また先の項に載せた彼岸花の日向側から登るルートもある。
【info】この項、大まかな地図はこちら

無事ケーブルカーに乗ってもと来た道を引き返す。
朝閉まっていた参道の飲食店は一足先に降りて来た人達の宴会でにぎわっていた。 豊かな水の神の源の名物はお豆腐で、専門の料理店もある。 早く私も宴会モードになりたいわん、と天ぷらとビールをつつくおじ様たちを横目でうらやましく眺めながら宿へと向かったのだった。 

山好きの人からは異論もでるだろうけれど、ここを訪れる前に山を歩く他の人から言われていたのは丹沢系の山は途中景観がなく石だらけで、普通の人は登っても辛いだけでつまらないよ、ということだった。 また以前本格登山をしていた人からは、この山はさらに高い山に登る為に普段のトレーニング用に使う山である、ということも後で聞いた。
なるほど、なるほど。

******************************

さて、これはすでに一年前の出来事。
現在の方が私の肉体的コンディションも良い方へ変化してます。
どこかに出かける都度にこの時のような状態でへろへろになって無防備に歩いているわけではないことを誤解のないように付け加えておきたいと思います。 
今また大山に行くとしたらコースはこの記に書いたのとは逆順を辿ることでしょう。
山に慣れている人ならちょっと足慣らしのコース。 私のように持久力が弱い人にはそこそこな山となります。
そしてまた登ってみてもいいかな、とちょっと思ったりしているこの頃なのです。

【関連記事:「大山(1)」

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コメント

一年前を懐古しての大山登山、楽しく拝見いたしました。

かなりの標高なので、足もお疲れになったことでしょう(^_-)

私も3年前に同じ西の『大山』(だいせん)へ登りました。やはり膝がガクガクになりました(^^ゞ

現在はこの頃よりお体のコンディションも向上されているそうですね。

秋です、目に艶やか燃えるような紅葉もそろそろ見ごろでは♪

投稿: ダイヤモンド | 2006-10-14 15:43

ダイヤモンドさま>
恥は書きすて...^^; 
いえいえ、反省や振り返っての自分の変化などを感じながら季節の記憶を辿りました。 
距離だけではなくまず標高差なのですよねぇ...
ハッハッハ(空笑い♪)。
まだまだ標準よりも耐久度が低い私ですが同じ土地を訪れると毎回体が変わっているのがわかるので、少しずつ体の学習を続けていくつもりです(もちろん体のメインテナンスをしてくれる人がいるので維持向上はそのお陰なのですが)。

「大山(だいせん)」は遠くに平地から眺めたことがあります。ダイヤモンドさんの記事も拝読し、いつか訪れてみたい場所となっています。
今のところハイキング中の下くらいがいいところですのでちょろちょろそのあたりで歩きたいと思います。
こちらの紅葉のたよりはもう少し先になりそうですが、別の場所からの紅葉を今週辺りお届けできれば、と思います(^^)

投稿: ♪~ | 2006-10-15 00:55

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