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表参道アカリウム

2006年冬、表参道にイルミネーションが復活した。
名称を「表参道アカリウム」。
発光ダイオードを使ったほんのりをした明るさと、和紙の行灯をイメージしたデザインが宣伝文句...
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(表参道ヒルズ付近より)

近所を通るついでがあったのでちょっと車から降りて見た。
以前ケヤキ並木に電飾が光っていた頃は集まってくるお客のマナーの悪さで有名だった。 渋滞もすごかった。
今回、時間で色が微妙に変化するアカリを見て群れる人はほとんどいないようで、街はとても静かだった。

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表参道はその名の通り、明治神宮へのお参りの道。
ケヤキには提灯が下げられて、その提灯の並びが落ち着いた雰囲気をかもしだしていた。
商業的に成功したかどうかはわからないが、とうの昔に馬鹿騒ぎをすることが面白い年齢ではなくなっている私には、原宿のこうした大人の街づくりへの試みが好ましく映った。

何気に照らされている奇麗な街並みの維持には多くの人達の手間隙がかかっている。
そうした背景を含めて物事を味わえる人々が耐えうる街づくりが、これからの日本に増えていって欲しいと願うのである。 




リンク:表参道ライトアップ8年ぶり復活 -東京新聞

東京・表参道のケヤキ並木で五日から、八年ぶりに冬のライトアップが復活する。
かつて人気を集めたイルミネーションには「ケヤキを傷める」という批判が出たため、環境に配慮した形で再出発する。新たな「光の歳時記」を提案する地元の意気込みは-。 
 「表参道アカリウム」と題した今回のイベントで約一キロの参道に並ぶのは、発光ダイオード(LED)を内蔵した高さ六メートルの塔六十基。ケヤキには触れずに、既存の街灯を布製の幕とアルミ材などで囲んだものだ。 来年一月八日までの午後五時から十時まで、「星空」「行灯(あんどん)のやわらかい炎の揺らぎ」「日本の四季」などのテーマで、コンピュータープログラムによって色彩を自在に変化させる。専用番号に電話をして話すと、声に反応して六十基の色が変化する双方向的なイベントも実施する予定だ。

 約八百店でつくる商店街振興組合「原宿表参道欅(けやき)会」の理事長で、イベントの実行委員長を務める松井誠一さん(55)は「前回のイルミネーションとはまったく違った形で復活させたかった。LEDは消費電力を大幅に抑えることができるので、環境に優しい。街の中の明かりとして、まだ活用例が少ないので、表参道から始めたい」と話す。

 表参道では一九九一年から九八年まで、年末にケヤキ一本あたり三千個、総数約四十万個の豆電球を飾るイルミネーションが行われ、冬の風物詩として親しまれた。
しかし、一部住民が「街にくる人が増えて、生活環境が悪化する」と反対運動を展開。また、豆電球が密集した部分の温度が上昇し、ケヤキが傷むことを環境保護団体が指摘した。こうした経緯から、億単位の協賛金を出していた単独スポンサーが撤退し、イベントは中止された。
松井さんは「その後、地元の人たちから『寂しいから、またやってほしい』という声がたくさん寄せられた。再開するために、LEDなど新技術の研究を毎年繰り返してきた」と振り返る。
景気回復で、新たなスポンサー集めにめどがつき、期間も正月すぎまで延長する形で復活が決まった。地元町会も期間中、清掃活動などでバックアップする。

 今回の照明を監修するのは、六本木ヒルズや東京国際フォーラムなどの照明デザインを手掛けてきた面出(めんで)薫さん(56)。表参道のそばに事務所を持つ面出さんは「表参道はクリスマスだけの道ではなく、明治神宮につながる由緒ある大切な道だ。和の明かりとして、電気がなかった江戸時代にまでさかのぼり、行灯をイメージした」と話す。
 面出さんは一九九〇年に、市民参加の研究会「照明探偵団」を組織。都市の観察を続ける中で、「日本の夜景は過剰な光で白すぎる」と実感したという。
「でも、それは街を暗くしようということではない。大都市であればあるほど、街の楽しさとして、『あの街は夜もきれいだね』と言われることが必要だ」と話す。
「表参道がすることは、国内だけでなく、世界から注目される。今までのように、どん欲に明るくしようとするのではなく、少ないエネルギーで街を楽しくできるという好例をつくりたい。これからは光の量ではなく、光の質の時代だと思う」
イルミネーションを各地に波及させた表参道。七年前にそれが中止されたことは、各地のライトアップイベントを樹木などに配慮する環境重視型に転換させる影響を与えたとされる。新たな発信は、次代のライトアップの在り方を、世に広めることができるだろうか。

  

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