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桜だより 2007(5)高尾の春

07418w_p4170046もう桜も終わったであろうと思っていた高尾の山の中で思いかげず桜に出会った。

山道はどこもかしこも桜色で一杯だ。
天気には恵まれなかったが、森は桜の別の姿を沢山見せてくれていた。

春の長雨に濡れた茶色の道に淡いピンク色の雪のような花びら。 まるでわざと撒き散らしたかのような細かい花びらは、どこかにその木の存在を教えてくれる。

ヤマザクラの背丈は高い。 
たとえ満開に咲いていても、上を見上げなければわからない。
上に気を取られていては足元が危ない。
歩きに集中していると気づかずに過ぎるかもしれない。

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または遠めの先に見えるぼんやりと浮かび上がる白い塊。
それが風情を誘うヤマザクラならではの姿なのかもしれない。 
そして、その木の下を過ぎるときには、すでにその木がそこにある、ということを忘れてしまうくらいに視界には入ってこない。

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今にも雨空に変わりそうなこの日、まだかろうじて咲いている木を見つけても、近寄ればその花は空に溶けてしまうのだ。

その代わり濡れている他の木々が自然の中のコラージュとしてユニークな姿を見せてくれていた。

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(針葉樹の幹に雨で張り付いた桜の花びらがつくる模様)

初めて足を踏み入れる高尾の春。
高尾山周辺は多様なスミレが見られる場所でも有名だ。

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(桜の花びらに彩られて...悪天候に開きけれないスミレの群れ)


高尾の名を戴いた「高尾董」はヒカゲスミレの変種。
このあたりで多く見られ、最初の葉がこげ茶色なのが特長。 

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午後からは雨になった。
お日様が出ていないと花も顔を上げてくれないのが残念。
急ぎ足で終点に向う道は桜の花びらに彩られ、そこの両脇には紫色のスミレの群生が続く。

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こんなに沢山の野生のスミレを見るのも生まれて初めて。
山歩きを始めてから、初めてのことばかりが増えた。
2007年、嬉しい春である。

南高尾方面

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