またいつの日か...
都心にある国立能楽堂の上には満月に近い明るい月ひとつ。
今日の演じ手は野生味たっぷり。
野の草花、
山から吹く秋の風、
そんなものに触れながら、
観てみたかった...月と能舞台。
いつかまた、そんな場所に帰れることを夢見て、私の旅は続く...
面が多用な表情を見せる時、その感覚は起こる。
面白い! 素晴らしい!
エキサイティング!
...どれも能楽師の技術には言及していない言葉だ。
けれども、面が語る師、語らない師、その多様な姿を観るとき、
やはり私の魂は、吸い付いたように能楽師の謡いに魅せる、
さまざまな面影に、心奪われるのだ。
これは技術ではない。
スピリット(魂)と肉体との成せる技。
いつか私も、戻りたい。
心と魂の偽りない世界へ。
宴の終わりに、ふと想うかの地。
また呼んでください、、、訪れる季節を。
そうやって私は、人生の季節に沿っていきることを知るのだから。
写真:国立能楽堂
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