Bunkamura 「Club Magavision」に加入

東急Bunkamuraは映画、演劇、美術館などの統合文化施設で、渋谷の街に大人の文化を育てる目的で作られた。　
渋谷の坂道を登って東急百貨店本店の裏（隣接）にあるこのスペース、結構好きな場所だ。　ざわついた渋谷の喧騒から逃れて地下のパティオのカフェでゆったりすることが多かった。
それが昨年から劇場に頻繁に足を運ぶようになってから、この劇場は別の意味で目が話せない場所となった。

このBunkamuraには二つの劇場がある。
ひとつはコンサートやバレエなどに使用される「オーチャードホール」、そしてもうひとつはこじんまりした作りの「シアターコクーン」だ。

この小さい方の劇場「シアターコクーン」にかかる芝居が曲者ばかりなのだが、実はまだこの劇場に入ったことがない。
そしてハコが小さい為にチケットが取れにくいにも関わらず、斬新な作品ばかりが並ぶのも特長でチケット取り泣かせ。　蜷川の「天保十二年のシェークスピア」やコクーン歌舞伎などもこの劇場での公演だ。　

そのBunkamuraが昨年春より「クラブ・マガビジョン」というNTTフィレッツで繋げる動画配信を始めた。
PCとADSL以上の回線があれば月々５００円で月代わりの映画、舞台、コンサートなどがいつでも見る事が可能。　同じ作品を繰り返し見たければ、ひと月の間自分の空いている時間にいつでもPCの画面が劇場になる。
有料TVのように専用アンテナやデコーダーの設置の手間もいらない。　　
もちろん画面の大きさによっては解像度の問題などがでてくるので大迫力とはいかないが、それでも劇場でオペラグラスにへばりついて見ていることを思えば上々だ。　
これからDVDが出ていない作品もどんどんラインアップされることだろう。

２００６年１月のラインアップに野村萬斎の「オイディプス王」が登場。
まずこれが見たくて加入してしまった。
その他にも映画が数本、バレエ、コンサート、インタビュー、そして雑誌のグラビアのように美しいアートの紹介など見所たっぷりのようだ。　
経費は月々５００円だけだから映画を１本見たりレンタルしたりするよりもかなりお徳。
見なくなったら解約も簡単だ。

こうしたシステムが進んでくると、やはり時流に乗って光通信に変えて、PCもTV付きで、、、と消費者の欲望は果てることがない。　それは私の懐具合からいってもかなり先になりそうだ。　しばらくはこの「クラブマガビジョン」で充分に見ることが出来るものを楽しみたい。

＊ちなみに１月中は「シアターガイド」から申し込むとシアターガイド１年分が無料です。
【追記】この特典３月末日まで延長になりました。
（「シアターガイド」HPはこのブログの右サイドバーにリンクあり）

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＊こちらから配信のイメージが見れます→「Club Magavision」
実際の接続と契約にはNTTフィレッツとの契約とフィレッツスクエアへの接続設定が必要です。 加入に関しての詳細は上記「東急Bunkamura」のリンクから飛んでください。