2006年最後のひと月
作品のひとつが、今年歌舞伎でみた八百屋お七の人形ぶりの元ネタでしたので。
はまれば歌舞伎より面白いかもしれません。
平日昼間ということもあり、午前の部の会場は年配の方で埋まっていました。
人形遣いの顔と人形の顔は本来まったく別の形状なのに、何故か演目中は似るのですよね。
後半の作品『恋女房染分手綱』の武家屋敷のシーンでは所狭しと何体もの人形x3人の遣い手さんたちがひとつのシーンを作り上げていました。
文楽は一シーンの登場人物が少ないと思っていたので、これはびっくり。
人形舞台は遣い手さんの黒子衣装で一杯でした。
気になる演目があったら足を運ぶのも悪くはないでしょう。
【info】「人形浄瑠璃 文楽 」HP
■17日まで公演中↓
[国立劇場開場40周年記念]
菅専助・松田和吉・若竹笛躬=作
『伊達娘恋緋鹿子』火の見櫓の段
解説 文楽のたのしみ/義太夫節について/人形の遣い方
吉田冠子・三好松洛=作
『恋女房染分手綱』道中双六の段/重の井子別れの段
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コメント
一昨年9月の文楽デビューから1年ちょっとたちました。歌舞伎と文楽の比較が面白くて仕方がなくなってきました。「恋女房染分手綱」も2005年の12月歌舞伎で観ました。今回、文楽と歌舞伎との違うところもいろいろあって、そういうのに気がつくと面白かったです。また、人形の三吉がいろいろな場面で魅力的でした。最後の頬被り姿も哀れでグッときました。幕切れの義太夫のたたみこみがすごかったです(T-T)
2月の文楽もしっかりチケットGET済みで~す。
投稿: ぴかちゅう | 2007-01-09 03:15
研究熱心なぴかちゅうさん、こんにちは♪
三吉のキャラクターは昔の子供たちの精神的成長過程がわかる非常に興味深いものでした。昔は寿命は短くても生きる密度は濃かったに違いですね。
親子どちらの側でも心情がわかるだけに、涙ものの作品でした。
ユニークな三味線の解説には切なるアピールを感じました(^m^)
はまると余分に忙しくなりそうなので文楽はちょっとお預けの私。
2月は初めての「式能」体験がまっています(^^ゞ
投稿: ♪~ | 2007-01-09 12:35