爪の垢でも煎じて...
飲ませてやりたい...
頭がアメリカンな某売れっ子出たがり劇作家に。
リンク: J-CAST ニュース : 「つかこうへい」台本をウェブ公開 異例の「無料宣言」に賞賛の声.
"「つかこうへい」台本をウェブ公開 異例の「無料宣言」に賞賛の声 2007/9/ 7 コメント(1) 「蒲田行進曲」「熱海殺人事件」などで知られる劇作家のつかこうへいさんが、自らの台本をウェブサイト上で公開していることが話題になっている。
劇団が他人の台本を使って上演する際は、脚本家の許可を取り、使用料を支払う場合がほとんど。それに対して、つかさんは「ご自由に(上演を)おやりください」と、異例の宣言をしたことが、注目されている。タイトル改変も許容することも異例 「はてなブックマーク」には、つかさんを賞賛する大量のコメントが 注目されているのは「つかこうへい事務所」の公式ウェブサイト。同ウェブサイトでは、「上演台本」というコーナーがあり、つかさんの台本18本が公開されている。
自らの台本を公開しているウェブサイトは珍しくないが、つかさんのウェブサイトには、このような異例のメッセージが掲載されているのだ。
「私の作品は劇団員15人ぐらいの貧しい小さな劇団で、あまり装置や衣装なんかにお金を使わなくてもやれるように書いてあります。徐々に上演台本をアップしていきますので、ダウンロードしておやり下さい。(中略) 営利を目的としない、2000円~3000円でやる小劇場や学生さんの小さな劇団等の方の上演料はいりません。自由におやり下さい。お知らせだけ郵送でくだされば結構です」...."
人間の関係性のコアをしっかりと掴んでいる人なんだなぁ。
生で作品みたことはないけれど。
多様化とグローバル化の時代で”権利”の捉え方も難しくなっている現代だ。
確かに、著作権の法的な基準はあるだろうし、権利もある。
特にお金に換金したときの価値とか。
でも人間ってそれだけでは語りつくせない生き物なんだよね。
この姿勢のよしあしではなく、違う視点を貫いている作家が存在していたことを今まで知らなかった私にひとつの光明。
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コメント
つかこうへいさんの舞台は残念ながら観たことがありません。しかしどんな方か興味を持っていたので『娘に語る祖国』が出版された当時に読みました。在日韓国人と知って驚き、それも通常のイメージをぶちやぶるような在日の方だと思いました。下記に見出しが載っています。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4334051782.html
上記の見出しでもおくみとりいただけるように、私はつかさんに尊敬の念を抱きました。だから♪~さんのこちらの記事を読んでやっぱりそういう方なんだとまたまた納得しました。
上記の本、おすすめです(^O^)/
投稿: ぴかちゅう | 2007-09-15 01:53
ぴかちゅうさん>
ご本の紹介ありがとうございます。
見出しをみただけでもなんだか胸の辺りがギュッときちゃいました。
つかさんは自分の中の沢山のボーダーを越えていった方なのでしょうね。
上演権の記事を読んで、育むことを知っている方なのでは?と感じていました。書籍はお嬢さんに向けてのメッセージの形をとっていますが、きっと私たちにも必要な要素が一杯詰まっているご本ですね。
投稿: ♪~ | 2007-09-15 14:26